阪神・佐藤輝 マグロパワーで2年連続MVP獲る!母校から600貫分近大マグロ「食べて赤身を増やします」

 阪神の佐藤輝明内野手(26)が2日、東大阪市内の母校・近大で行われた「セ・リーグMVP受賞記念セレモニー」に出席し、同大学の名物である「近大マグロ」を贈呈された。全長1・2メートル、重さ32・2キロで25万円相当の1匹丸ごとで、すしに換算すると約600貫分。オフは栄養満点のマグロでパワーをつける考えを明かし、2年連続MVPを獲得して戻って来ることを誓った。

 大学キャンパス内にできた、特設ステージの周りを大勢の人が囲む。その数約1200人。会場がざわつく中、全身黒ずくめのシックなスタイルで佐藤輝が登場した。「てるー!」の歓声と大きな拍手に、笑顔で手を振った。

 大観衆を目にし、驚きを隠せなかった。「びっくりしましたね。集まっていただいて、うれしかったです」。その人気ぶりは球場のみならず、母校でも健在。すっかり大学を代表するスターになった。

 セレモニーでは、近大が養殖する名物の近大マグロが贈られた。全長1・2メートル。重さ32・2キロ。25万円相当の1匹まるごとで、すしに換算すると約600貫分だ。「でかいっすね。一人じゃどうにもできないんで、誰に食べてもらおうかな」とニヤリ。母校からのうれしいプレゼントだった。

 マグロといえば、体にいいことでも有名だ。筋肉作りには欠かせないタンパク質が多い他に、貧血予防の鉄分。丈夫な骨を形成するビタミンD。集中力の向上や疲労の軽減が期待される、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれている。アスリートにとって、おいしく健康的な食べ物。佐藤輝もシーズン中は、よく口にしているという。

 パワーアップのために、近大マグロに一役買ってもらう。このオフは打球速度、飛距離の向上を求め、増量を敢行しようとしている。そのためにも食トレは必須。「マグロを食べて、赤身(自身の筋肉)を増やします」と意気込んだ。

 近大の松村到学長は、大盛況のイベントに喜び、さらなる活躍に期待した。「例えばWBCに選ばれたりとか、将来的にメジャーで活躍するときには、もっともっと大きな近大マグロを作れますので、今から育てておきます」。OBを盛大に迎える準備は整えていくと宣言した。

 セレモニー後には、お祝いのケーキも学校の食堂から贈られ、味わっていた。手厚い歓迎に感謝しきり。「いい結果を残して、戻ってこられるように頑張ります」。今季を超える成績を残し、母校に帰ってくることも一つの目標になった。虎の主砲は母校名物で力をつけ、来季も豪快なアーチを量産していく。

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