阪神・早川 古巣くふうハヤテのスポンサー問題「僕にできることはないですけど」活躍して「良い方向に向けば」
阪神の早川太貴投手(25)ら9選手が3日、兵庫県尼崎市内の浦風小学校でゲストティーチャーとして生徒159人と交流した。右腕はドラフト5位指名の能登嵩都投手(24)=オイシックス=と共闘し、NPBファーム参入球団出身コンビとして、古巣を盛り上げていくことを誓った。
古巣を思い、早川が慎重に言葉を選んだ。
「1年間だけですけど、古巣のチームではある。僕にできることはないですけど、頑張って活躍できれば、良い方向に向かうこともある」
出身チームのくふうハヤテは、球団運営会社とスポンサーとの間で契約不履行とされる問題が起きており、右腕も騒動を耳にして気がかりだった。
ただ、早川にできることはひとつ。プロ野球選手として活躍し、古巣を盛り上げること。「僕も活躍して、ハヤテの関係者や静岡の方々が盛り上がれば」と奮闘を誓った。そして来季は新たな刺激が待ち受ける。
「タイプとしては向こうも先発でずっとやってきた。お互い高め合って切磋琢磨(せっさたくま)していけたら」。オイシックス新潟出身のドラフト5位で能登が加入する。これまで交流はなかったという2人だが、NPBアワードの会場で会釈を交わしたという。ともに北海道出身の苦労人。境遇は近い。2人が活躍すればお互いの古巣が盛り上がることにつながる。
この日は子どもたちとコミュニケーションを取りながら、交流を楽しんだ。「シーズン中はなかなかない。子どもたちがすごい楽しんでいたので良かった」と優しい笑顔を浮かべた。野球振興、そして地方創生のためにプロ野球選手に課された使命のひとつは活躍すること。右腕で球界を盛り上げていく。
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