虎のハマちゃん誕生!阪神加入の浜田太貴がキャリアハイ堂々宣言「まず2桁本塁打」人見知りな性格「ヤクルトの倍緊張」

 虎のハマちゃん誕生だ。現役ドラフトでヤクルトから阪神に加入した浜田太貴外野手(25)が12日、兵庫県西宮市内で入団会見を行い、大竹、畠らに続く新天地でのブレークを誓った。愛称は「ハマちゃん」。人見知りの性格で会見は終始緊張気味だったが、「まず2桁本塁打を打ちたい」とキャリアハイを宣言。好相性を誇る甲子園にアーチを量産する。背番号は「32」に決まった。

 虎のハマちゃんは背筋を丸め、緊張気味にカメラの前に座った。人気球団特有でもある注目度の高さに「ヤクルトとは倍…倍以上。倍緊張しますね。不安です」と少しだけ声を震わせる。阪神にとっては現役ドラフト4回目で初の野手指名。新天地で感じる期待に、結果で応える覚悟を示す。

 「そうですね。やっている以上はレギュラーを取りたいですし、ずっと出られるように頑張ります」。アピールは“ブンブン丸2世”の愛称を誇ったパンチ力だ。22年シーズンの開幕戦では藤浪から一発を放つなど、プロ7年間で通算18本塁打をマーク。未完だが右のロマン砲に魅力十分だ。

 開花を甲子園が後押しする。明豊時代の2年夏には打率・600、2本塁打と大活躍。3年夏にも出場した。聖地で立つ打席を「別の球場とは違った独特の雰囲気というか、目には見えないものというか、独特な雰囲気です」と表現。その上で「打席は見やすい方かなと思いますね」と照れくさそうに笑った。

 広い甲子園が本拠地になるが「まだ2桁(本塁打を)打ったことがない。まず2桁を打ちたいです」とキャリアハイを堂々宣言。今オフ「打撃の確実性を上げる」ことに主眼を置き、ソフトバンク、ヤクルトなどで活躍した内川聖一氏(43)に弟子入りする。師の「チャンスだから頑張れ」とのゲキを胸に、セ・パ両リーグで首位打者に輝いた安打製造機の極意を盗む。

 「不安もありますが、強いチームにいけるワクワク感がある。誰と勝負するというより、自分が打つんだというイメージでやっていきたいです」

 阪神では過去、現役ドラフトで加入した大竹、漆原、畠と、移籍後に結果を残した。チャンス、可能性が広がる中、浜田には夢がある。「荘司と対戦してみたいです」。今季、セ・新人王に輝いたヤクルトの同学年左腕に宣戦布告。「打てそうです」と不敵に笑った。目指すは崖っぷちからのサクセスストーリー。熱い思いで新天地に懸ける。

 ◆浜田 太貴(はまだ・たいき)2000年9月4日生まれ、福岡県出身。177センチ、81キロ。右投げ右打ち。明豊では2年夏の甲子園に出場し、2本塁打。18年度ドラフト4位でヤクルト入り。23年には自己最多の103試合に出場して存在感を示した。通算255試合、131安打、18本塁打、53打点、打率.212。

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