【藤田平氏の眼】ベンチワークの差が出た 阪神は普通に試合をした一方的な試合 投手交代をしなかった巨人

 「阪神7-5巨人」(2日、甲子園球場)

 首位の阪神が16安打で大勝した。佐藤輝明内野手が初回に先制適時二塁打、八回は8号ソロを放ち4安打2打点。先発の大竹耕太郎投手は緩急を生かし7回4安打1失点で2勝目をつかんだ。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「ベンチワークの差が出た」と断じた。

  ◇  ◇

 九回の4失点は誤算だったが、内容的には阪神の一方的な試合。ベンチワークの差が出たと感じる。まず、試合を支配できた要因は大竹の好投だろう。相手は攻撃の時間が短く、守りの時間は長くなり、試合のパターンがどんどん崩れていったね。スローボールも巧みに使い、相手を手玉に取っていた。

 打線はクリーンアップで9安打。頼りになる中軸がいるからこそ、岡城と福島の新1、2番コンビは経験を積ませてもらえていると思う。福島は3出塁でクリーンアップへのつなぎの役割を果たした。阪神にとって近本と中野のケガは痛いが、選手層が二重、三重に厚いチームになる期間だと思って、成長の糧にしてもらいたい。

 巨人も七回に1点差に迫り、いい勝負になるかというところだったが、その裏、石川が4失点するまでベンチはなぜか投手交代をしなかった。阪神は普通に試合をしたまでで、相手が大量点をくれたようなもの。お客さんも大勢入っている中で、残念な展開になった。阪神はこういう試合をするチームに負けるわけにいかないということだ。

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