阪神 痛恨の失策後、バント成功で目を潤ませた元山 そのわけは坂本からの言葉「本当に救われた」

 「DeNA3-8阪神」(26日、横浜スタジアム)

 阪神の元山飛優内野手が、ミスを取り返そうと懸命にプレー。ベンチでは感極まるシーンもあった。試合後「情けないです。それでも、こうやって使ってくれる監督に感謝です」と安堵の表情を浮かべた。

 痛恨のミスが出たのは2点リードの四回だ。2死二、三塁から、正面のゴロを後逸。走者が2人生還し同点とされた。すぐにマウンド上の才木に駆け寄り「ごめん」と謝罪。「なんとかしなあかんって思いが強すぎて、空回りしてる部分があった」と冷静さを欠いていた。

 それでも攻撃で大きな仕事をする。六回、2点を勝ち越し、なおも無死一、二塁から犠打を決めた。直後に坂本が2点適時二塁打を放ち、試合の流れを引き寄せた。ベンチでは目を潤ませる場面もあった元山。「(気持ちが)出ちゃいましたね」と、はにかんだ。そのわけは前夜の個人ミーティングがあった。

 25日の試合で、1点を追う九回に無死一、二塁から送りバントを失敗。同点のチャンスを広げられず。悔しい思いを抱えていた中で、宿舎に戻ると、坂本が話を聞いてくれた。この日も打席に向かう前、坂本から「死ぬ気で決めてみ!死なんから」と言葉をかけられ背中を押された。そしてバントを決め、自分が広げたチャンスで坂本が返してくれた。「僕の中では本当に救われた」と気持ちがこみ上げていた。

 ミスもあったが、すぐに取り返しチームは勝った。「いつも通りやろうと思う。明日の休みで反省します」と力を込めた。

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