阪神から育成ドラフト１位で指名された小野寺暖外野手（２１）＝大商大＝が２４日、大阪市内のホテルで支度金２００万円、年俸３００万円（いずれも推定）で仮契約を結んだ。長打が魅力の２１歳は「阪神タイガースの４番を任せられる選手になりたい」と目標を掲げ、母子家庭で育ててくれた母のため、活躍して田舎に家を購入することを誓った。

　支度金は母へと考えていたが「もっと有名になってからでいい」と母から言われ「野球に必要な物を準備したい」と言う。「甲子園でホームランを見せられるように」。孝行息子は支配下登録を勝ち取り、母に悠々自適な生活をプレゼントする。