阪神・佐藤輝の背中に“メジャーへの憧れ”か? カナダ出身の熱烈阪神ファンが勝手に推測

 プロ野球のキャンプイン間近でワクワクが止まりません。さて皆さんが期待している選手は誰ですか。熱烈な阪神ファンの筆者は「SATO」選手です。突然ですが、ここでクイズ。阪神の背番号「30」佐藤蓮投手のユニホームにあって、背番号「8」佐藤輝に無いのものとは何でしょう?

 正解は「H」。背番号上部のローマ字での名前表記のことです。佐藤蓮投手は「SATOH」だけど、佐藤輝選手は「SATO」と長音を表す「H」が入っていません。同じ「佐藤」なのにローマ字の綴りが異なる。外国人の筆者には不思議で仕方ないです。

 調べたところ、阪神がユニホームの背中に選手名を入れたのは1970年からだそうです。ちなみに初めて長音を表す「H」を用いたのは巨人の王貞治選手とのこと。母音が続く「OU」だと発音しにくいですし、見た目もちょっとダサいですね。

 現在の阪神で「H」を使用しているのは佐藤蓮投手に加えて、大山選手、北條選手、陽川選手、伊藤投手、斎藤投手の6選手。逆に使用してないのは佐藤輝選手と遠藤選手の2選手です。付ける付けないは個人の好みだと思うけど、佐藤輝選手に関して筆者は“将来”を見据えて「SATO」にしたんじゃないかと推測してます。

 DeNAからメジャー移籍した筒香選手。日本では「TSUTSUGOH」表記で、メジャー移籍後は「H」を省いて「TSUTSUGO」になった。アメリカのファンは最後の「O」をしっかりと発音します。わざわざ背中にあるアルファベットを多くするメリットはない…ということじゃないでしょうか。

 佐藤輝選手はアマ時代からメジャー志向が強いという報道もありました。将来的にメジャー移籍を果たした時「SATOH」から「SATO」になるのはややこしい。なら最初から「SATO」として国際舞台でも活躍して、海を渡って「世界のSATO」になるんだ!ということかなぁと。

 いろいろと推測しましたが、あくまでも筆者の勝手な思い込みです。ただ、佐藤輝選手には向こう7、8年間ずっと阪神タイガースのスターとしてホームランを量産して、不滅のヒーローになってからメジャーに行ってもらいたい。だから今年はホームラン「OH」を目指してよ、SATO選手!

 ◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中。

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