【POG】サリオスの半妹サリーチェは8・4新潟デビュー 池添師「いい走りができそう」(栗東発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
20日に行われた九州産馬限定のひまわり賞(芝1200m)は2番人気のケイテンアイジン(牡、谷)が無傷2連勝。スタートであおって道中は後方から運ぶ形になったが、徐々に追い上げ、最後は次位を1秒2上回るメンバー最速の上がり3F35秒3の末脚で大外一気を決めた。稍重馬場で少し上がりがかかる設定も良かったが、逃げたコウユーモジョカー(牝、斉藤崇)をかわして勝利目前だった1番人気のエイヨーアメジスト(牝、牧田)を並ぶ間もなくかわした勝ちっぷりは強いのひとこと。今後は一般馬を相手に戦うことになると思うが、どこまで通用するか楽しみだ。
21日の小倉新馬戦(芝1200m)は新種牡馬モズアスコット産駒のブルーレース(牝、宮本)が好位追走から直線で抜け出してV。レースを振り返って、師は「ゲートはあまり速くなかったけど、二の脚でスッと前へ取りつき、センスの高さを感じる内容でした。もう少し距離が延びてもというレースぶりでしたが、もう一度千二を使います」と、次走は小倉2歳S(9月1日・中京、芝1200m)へ向かうもようだ。
今回は注目新馬を4頭紹介したい。サラキア、サリオスの半妹サリーチェ(牝、池添、父ドゥラメンテ、母サロミナ)は8月4日の新潟新馬戦(芝1600m・牝馬限定)をルメールJで予定。1週前の24日は栗東CWで僚馬ヴィータレヴィス(2歳新馬)、モモンウールー(3歳1勝クラス)との3頭併せ。長めからしっかりと追われ、6F84秒1-37秒5-11秒6をマークした。師は「コースで長めからしっかりやったのが初めてで、少し戸惑いもあって若干遅れましたが、時計的には十分に動けていました」と納得の表情。「牝馬ですし、まずはマイルから。折り合いに問題はなく、いい走りができそうです」と手応えを口にした。
僚馬ヴィータレヴィス(牡、父モーリス、母バートラムガーデン)は24日の併せ馬でサリーチェに半馬身先着。8月3日の新潟新馬戦(芝1600m)を団野Jで予定している。師は「動きは良かったです。17日は初めてのコース追いでまだ戸惑いもありましたが、2回目の今回はしっかり理解をして走れていました。(母の父が)サクラバクシンオーの肌ですが、折り合い面に問題はなく、マイルくらいが良さそうな感じです」と感触は上々だ。
トーセンスターダムの半妹シルバーレイク(牝、中内田、父スワーヴリチャード、母アドマイヤキラメキ)は8月3日の新潟新馬戦(芝1600m)を川田Jで予定。「まだ幼い面はありますが、(追い切りで)速いところへいくと乗り手の感触はいいようです」と福永助手。(馬サブロー栗東支局・塩手)
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