専大松戸・深沢が12K完封 センバツ以来となる公式戦先発で駿台甲府に勝利
「春季高校野球関東大会・2回戦、専大松戸6-0駿台甲府」(16日、山日YBS球場)
プロ注目で最速143キロのサイド右腕・深沢鳳介投手(3年)が今春センバツ以来の公式戦先発で完封勝利を挙げた。6安打を浴びたが、七回無死二、三塁のピンチも切り抜けて得点は許さず。「変化球も混ぜながら真っすぐを速く見せるか」と緩急でほんろうし、12奪三振と的を絞らせなかった。
この日の最速は141キロと、テーマに掲げている平均球速のアップにも手応えを感じている。聖地では今秋ドラフト候補の中京大中京・畔柳と互角に投げ合いながら、8回2失点完投負け。ワンチャンスで先制を許し、1球の重みを知った。
シャットアウトと上々の結果にも「夏はもっと暑い中でやらなきゃいけない」と先を見据えている。センバツ直前に取り組んできたツーシームには手応えあり。2季連続の甲子園出場をかなえ、春につかめなかった聖地星をつかんでみせる。