DeNA今永「ファンに支えられて帰ってこられた」左肩手術後初勝利
「日本ハム1-4DeNA」(13日、札幌ドーム)
DeNA今永昇太投手が復活の今季初勝利を飾った。今季最長の7回を被安打4。丁寧にゴロを打たせる投球で、万波の本塁打による1失点に抑えた。
「4試合目の登板だったので自分にも勝ちがつくと落ち着くかなと思っていました。野手のみなさん、リリーフのみなさん、捕手の伊藤光さんに感謝したいです」
最後のイニングとなった七回は1死から万波に左翼フェンス最上部直撃の二塁打を浴びて1死二塁のピンチ。ここで石川を中飛、代打大田を空振り三振に斬ってガッツポーズを作った。
「大田さんということで力が入りましたし逆球でもアウトにとれたのでよかったです。交流戦も最終日ですし勝って終わることが大事だと思っていたので、あそこで流れを渡すわけにはいかなかった」と明かした。
今永は2年連続開幕投手を務めた昨季は、8月中旬に左肩の違和感のため戦線離脱。10月に患部のクリーニング手術を受けた。登板9試合に終わり、5勝3敗、防御率3・23の成績だった。
苦しい時期を振り返り「僕が投げていない試合でも僕のユニホームを着て下さって、タオルを掲げて下さって、病室でもリハビリ中の部屋でも見て、ぜったいにここに帰ってこないといけないと思っていました。ファンのみなさんに支えられて帰ってこられました」とファンに感謝の言葉を告げた。
今季は5月23日のヤクルト戦で手術後初先発。4回1/3を7安打6失点で敗戦投手となった。以降は中6日で先発し、2試合続けて勝ち星はつかなかったものの6回1失点の好投を重ねていた。
「チームが勝つためにできること、試合を作って勝つチャンスをつくることをやっていきたい」。チームは交流戦は9勝6敗3分と3つの貯金。反攻へ、左腕エースが帰ってきた。