「エキシビションマッチ、ソフトバンク７－４巨人」（３日、ペイペイドーム）

　ローテの柱として期待する若武者が炎上した。巨人・戸郷が先発し６回を７安打７失点（自責３）と不安を露呈。当初の予定より長いイニングを投げさせる“荒療治”を施した原監督は「何かつかんでくれれば、いいなと。このままだと二流のピッチャーになっちゃう」とゲキを飛ばした。

　１－０の一回に３ランを浴びて逆転を許した。さらに三回には４失点を喫した。ベンチは４回で降板させる予定だったが変更。「全く荒々しさがなくなってきた。本来なら彼の良さというのは対角線への真っすぐとスライダー」と指揮官。課題が明確となり、消化するための続投だった。

　右腕は「悔しい結果になってしまった」と猛省した。昨季９勝と台頭し、今季は前半戦で８勝をマークした。後半戦でもローテの一角を担う戸郷の成長が止まることを危惧して奮起を促した形だ。

　これでエキシビションマッチは初戦から３連敗となり３試合で計２２失点を喫した。戸郷を含めた投手陣を立て直し、後半戦に臨む。