広島新庄の初戦は横浜 名将の後継者同士の激突 宇多村監督「粘り強くしぶとく」

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日)

 5年ぶり3度目の出場となる広島新庄は、第2日第2試合で横浜との対戦が決定。就任2年目で夏の甲子園初采配となる宇多村聡監督(34)は、横浜・村田浩明監督(35)との同学年対決に意欲。名門を下して勢いに乗り、同校にとって春夏通じて初の甲子園制覇を目指す。

 広島新庄は初戦でいきなり強敵と対戦する。相手は甲子園で春3回、夏2回の優勝を誇り、3年ぶり19度目の出場となる名門・横浜。宇多村監督は「激戦区の神奈川を制してきたチーム。素晴らしい投手力と打撃があり、レベルの高いチーム」と印象を語った。

 若き指揮官は、広島商、広島新庄を率いて春夏通算6度の甲子園へ導いた迫田守昭監督(75)の後を受け、20年4月にコーチから監督へ昇格。また、横浜の村田監督も同時期に監督に就任した。

 ともに就任2年目の同学年。さらに夏の選手権大会はお互いに初采配となり、負けられない一戦となる。宇多村監督は「新庄らしく、今までやってきたことを選手たちが精いっぱい発揮しながら、粘り強くしぶとく戦っていきたい」と守り勝つ野球を基本に、一戦必勝を誓った。

 主将の大可尭明内野手(3年)は「とても有名で伝統校。相手の雰囲気にのまれないように、自分たちらしくプレーしたい。センバツは2回戦で智弁学園に負けてしまったので、夏は優勝を目標に頑張っていきたい」と力強く意気込んだ。

 広島大会はプロ注目の右腕・花田侑樹投手(3年)らを中心に勝ち抜いた。甲子園でも投手力と堅守を武器に頂点を目指していく。

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