社が神港学園下し16強 堀田が4安打完封 制球力は広島・石原もお墨付き
「秋季高校野球兵庫大会・2回戦、社2-0神港学園」(19日、姫路ウインク球場)
社が神港学園を接戦で下し、16強入りを決めた。
背番号10の堀田柊投手(2年)が4安打で完封し、チームを勝利に導いた。堀田は「素直に完封できてうれしいです」と胸をなで下ろした。
最大の山場は、同点で迎えた八回2死一、二塁。一打出れば先制を許す危機だったが、「大事なところで逆球がなかった」とカットボールで二飛に打ち取りピンチを切り抜けた。9回を投げきり奪三振はわずか2つで四球が1つ。カットボールやチェンジアップを精度良く投げ込み、凡打の山を築いた。
光る制球力はプロ野球選手からもお墨付きだ。広島・石原貴規捕手(23)とは家が近所で堀田が所属した甲子園リトルシニアのOB。中学2年の時には当時、天理大でプレーしていた石原に投球を受けてもらったことがあり「コントロールいいな!」と声をかけられ自信が付いたという。
県大会初完封を成し遂げ、「自分の力がここまでついたのかと自信になります」と堀田。確かな手応えを胸に、兵庫の頂までチームをけん引していく。