オリックス・吉田正 選手会長就任1年目でのV「達成感あります」
オリックスが25年ぶり、13度目のリーグ優勝を果たした。27日、2位・ロッテが楽天に敗れ、確定した。25日に全日程を終えていたため、この日は中嶋聡監督(52)以下、ナイン、スタッフらが京セラドーム大阪に集結し、仙台の戦いを見届けた。前日、セ・リーグ優勝を決めたヤクルトと合わせ、両リーグが前年最下位からの下克上Vという史上初の快挙。オリックスは来月10日からのCSファイナルステージに向かい、日本シリーズ進出を狙う。
ナインの手で3度宙に舞った。プロ6年目で初の優勝。選手会長就任1年目での快挙に吉田正の笑顔があふれた。
「みんなで胴上げして達成感があります。毎年勝負の年と思ってプレーしていましたが、優勝という形で終えられて非常にうれしい。今年は絶対やってやるんだという思いがキャンプから強かった」
シーズン終盤に右尺骨骨折で離脱。悔しさは残るが、それでも打率・339で2年連続の首位打者は確定的。主に3番打者として21本塁打、72打点で打線をけん引。出塁率・429もリーグ最高だ。
「自分としてはタフな1年でした。足のけがもあってチームが大事な時に離脱してしまって…でも早く治して復帰したいと前を向けた」
右手は重傷ではあるが、CS、日本シリーズでの復帰を諦めていないと話す。
「毎日自分のやれることをしっかりやって、何とか帰ってこられるように、しっかり戦える準備をして戻れるようにしたい」
奇跡を起こしてみせる。