巨人・長嶋終身名誉監督 「これから先、ひと山もふた山も」 メークドラマ級の反攻期待
「巨人5-7DeNA」(23日、東京ドーム)
観戦した巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(86)が、今後のチームの巻き返しに大きな期待を寄せた。
六回表を終えて0-7の劣勢から2点差まで追い上げたが、あと一歩及ばずに惜敗。首位・ヤクルトとのゲーム差は今季最大の10に広がった。試合後には、「ジャイアンツはヤクルトを追う展開ですが、まだシーズン半ばです。これから先、ひと山もふた山もあるでしょう。過去にもジャイアンツはメークドラマ、メークレジェンドを成し遂げてきました。これからの巨人軍の戦いに期待しています」と熱いメッセージを寄せた。
また、2軍調整中に自ら直接指導した中田が六回に右越え2ランを放ったことに、「力感がないスイングでナイスバッティングでしたね。逆方向にも飛距離が出るバッターですからいいきっかけになるといいですね」と今後の奮起を願った。
四回終了後に場内アナウンスで長嶋氏の来場が伝えられ、オーロラビジョンに手を振る姿が映し出されると、スタンドから大きな拍手が起こっていた。