オリックス・東プロ初星 7月支配下登録の苦労人5年目で

 「オリックス3-1日本ハム」(6日、京セラドーム大阪)

 勝利の瞬間、オリックス・東はベンチで「よしっ!」と手をたたいた。7月末に支配下登録されたばかりの苦労人がプロ5年目で初勝利。「すごいうれしいです」。本拠地でお立ち台に上がり、無邪気に笑った。

 プロ2度目の先発。課題だったカーブやスライダーも効果的に使い、5回1/3を5安打1失点。九回は同期入団の本田が1死満塁を切り抜けた。「信じていた」。祈りは届いた。

 ウイニングボールは観戦に駆けつけた両親にプレゼントする。少年時代には、厳しかった父と午前1時までシャドーピッチングをした。「そのおかげでプロになれたのかな」。2万6551人の観客の前で「野球を教えてくれてありがとう」と感謝の思いを伝えた。

 チームは連勝で3位浮上。日本ハムには17年以来、5年ぶりの勝ち越しも決めた。東はこの日、対戦した清宮やヤクルト・村上と同じ99年世代。「自分も何か記録を残せたらいいなと思うし、対戦して抑えたいという気持ちもある」。同世代の活躍を刺激に、逆転Vへ救世主となる。

 ◆東 晃平(あずま・こうへい)1999年12月14日生まれ、22歳。兵庫県出身。右投げ右打ち。投手。神戸弘陵学園から2017年度育成ドラフト2位でオリックス入団。育成契約の規約に基づき、20、21年オフに自由契約となり、それぞれ育成選手で再契約。22年7月に支配下登録。同30日・ロッテ戦でプロ初登板初先発。

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