楽天“扇の要”太田が決勝打&好リードで連勝貢献「則本さんに今日は絶対勝ちをつけたいと」

 4回、逆転の2点適時二塁打を放つ太田(撮影・中島達哉)
 7回、中前打を放つ太田(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム1-2楽天」(16日、札幌ドーム)

 扇の要が躍動した。楽天・太田光捕手は打っては決勝打。守っては則本昂大投手を好リードで引っ張り、チームの連勝に貢献した。

 まずはバットで見せた。1点を追う四回、2死二、三塁から内角球をうまくさばき、左翼線に逆転の2点適時二塁打。これが自身27打席ぶりのヒットで「めちゃめちゃ久しぶりです。一本出てよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 守備でも強気のリードを見せた。「則本さんの勢いを上げていかないと」と序盤から直球中心に配球を組み立て、六回2死二塁の場面でも直球を要求。則本の強みを引き出し、ピンチを切り抜けた。

 バッテリーを組んだ則本は、この日まで自己ワーストタイの5連敗と苦しんでいたが、見事なコンビネーションで約1カ月半ぶりの白星をつかんだ。「則本さんにここのところ勝ちがついていなかったので、今日は絶対に勝ちをつけたいと思っていたので、粘れてよかったです」。イヌワシ軍団の背番号2は、頼れるエースと勝負の後半戦に立ち向かっていく。

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