巨人 菅野&坂本復帰も5割お預け 菅野は6回3失点で6敗目「もっと粘らなければ」
「DeNA3-1巨人」(16日、横浜スタジアム)
最高潮に高まった5割復帰への機運はしぼんでいった。巨人は菅野&坂本が同時に1軍復帰を果たし、勝てば約1カ月ぶりの借金生活脱出だったが、手痛い黒星。原監督は「あと1本が出なかったね。ランナーは出たんだけどね。そういうところでしょうね」と決定打を欠いた打線を嘆いた。
新型コロナウイルスに感染して戦線離脱していた菅野は約1カ月ぶりの1軍登板で6回6安打3失点。1-1の五回にソトの一発、桑原の適時打で勝ち越しを許し、6敗目(6勝)を喫した。「もっと粘らなければいけませんでした」と肩を落としたが、直球は今季最速の152キロを計測。桑田コーチも「ナイスピッチング」と話したように次回以降につながる投球だった。
問題は打線だ。得点圏の場面を6度作りながらも、1得点に終わった。腰痛で戦線離脱し、41日ぶり1軍舞台の坂本は4打数無安打で「今日は結果を残すことができなかったけど、チームの力になれるように頑張る」とコメント。投打の柱の帰還をプラスに捉え、切り替えて戦っていくしかない。