二松学舎大付・布施 出し切った!初の8強ならずも「逃げずに投げられた」
「全国高校野球選手権・3回戦、大阪桐蔭4-0二松学舎大付」(16日、甲子園球場)
すべての力を出し切った。二松学舎大付の布施東海投手(3年)が2番手で登板し4回1/3を4安打無失点。同校初の8強には届かなかったが、強力打線相手に堂々の投球を披露した。
今春センバツではエースナンバーを背負ったが、今大会は11。「センバツの悔しい結果だったり夏の都大会の大事な場面で投げられなかった」。悔しさを胸に、いつでもいけるようブルペンで準備していた。
この日は0-4の四回2死満塁で登板し、緩急を使って6番・田井を二ゴロで無失点。五回には大阪桐蔭打線を今大会初の三者凡退に打ち取った。
七回にも満塁のピンチを背負ったが「逃げずに投げられた。楽しめた」。最高の仲間とともに最強の相手に立ち向かった左腕は、すがすがしい表情を浮かべていた。