慶大・清原氏長男、正吾内野手 リーグ戦初打席は右飛 優勝逃し涙「来年、再来年、絶対優勝する」

 連敗で優勝を逃し、萩尾匡也(左)と抱き合い大粒の涙をこぼす慶大・清原正吾(撮影・伊藤笙子)
 連敗で優勝を逃し、号泣する慶大・清原正吾(撮影・伊藤笙子)
 5回、右飛に倒れた慶大・清原正吾(撮影・伊藤笙子)
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 「東京六大学野球、早大9-6慶大」(6日、神宮球場)

 慶大は早大に2連敗で勝ち点を落とした。勝ち点4で明大と早大と並んだが勝率で2位となり、2季ぶりのリーグ優勝を逃した。

 西武、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の長男で慶大の正吾内野手(2年・慶応)は代打でリーグ戦デビュー。五回1死二塁で右飛に打ち取られ、悔しそうにベンチに引き上げた。

 試合後は目を赤くして取材に応じ、「なんとか早稲田に勝って明治神宮大会まで4年生と一緒にやりたかったし、もっと楽しみたかったけど、僕自身の内容も情けなくて…。悔しくて、先輩に迷惑をかけてしまったんじゃないかと、申し訳ない気持ちと4年生と野球ができないと考えたときに信じられなくて本当に悔しいです」と唇をかんだ。

 主将の下山悠介内野手(4年・慶応)は試合後に「3年生以下の顔を見たときに、『来年以降頼んだぞ』と、自分たちの思いを託す声をかけました」という。清原は「来年、再来年、絶対優勝すると約束します」と来季以降の王座奪還を誓った。

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