「入来兄」智さんは「サイン通りに投げない、あり得ない」投手だった 弟・祐作氏が思い出語る

 取材に応じ、涙ながらに智氏との思い出などを語る実弟の祐作氏
 通夜では智氏の笑顔の遺影が飾られた
 入来祐作氏のインスタグラム(@irikiyusaku)から
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 Youtubeチャンネル「野球いっかん!」が11日に更新され、オリックス投手コーチの入来祐作氏(50)が兄・智さん(享年55)について語る動画が公開された。動画は以前収録したものだが、智さんが10日に交通事故のため亡くなったことを受けて「何ができるかなと思ったら、お兄さんのお話しをされているところをもう1回出して、その回をご覧になられていない方に届けば」との編集サイドの思いから、あらためて配信したという。

 12日の通夜で取材に応じた祐作氏も思い出として挙げた、2001年のオールスター“入来兄弟リレー”については、長嶋茂雄監督、星野仙一コーチの計らいだったとし「そらね、僕の親父お袋、そりゃたまらんすよね」と笑顔で振り返った。

 また「僕の兄貴って破天荒な人なので、手に負えないんです」と苦笑し「ヤクルト行って本気出したんでしょうね」と祐作氏。「僕の兄貴ってね、想像つくかどうか分からないんですけど、キャッチャーのサイン通りに投げない人なんですよ。あり得ないです、プロで、キャッチャーが出したサイン以外のボールを投げるってすごいことなんですよ」と、カーブのサインで直球を投じて捕手を困惑させたことを暴露した。

 続けて、オールスターで古田敦也氏とあいさつした際に「1つだけ質問していいですか。僕の兄貴って、古田さんのサイン通りボール投げてるんですか」と聞いたところ「投げてへんよ」と即答されたことも明かし「古田さんは本当にね、サインミスしてるような取り方しないんです。その時に古田さんってすごいなって思った」と話していた。

 入来智さんは10日午後9時50分、都城市内の市道で、運転していた軽自動車が普通乗用車と出合い頭に衝突。重症頭部外傷で、同11時45分に死亡が確認された。智さんは1989年度ドラフト6位で近鉄に入団。強気な投球が持ち味で、先発、中継ぎ、抑えとあらゆる役割に対応してチームに貢献した。その後は広島、近鉄と渡り、巨人では実弟の・祐作氏と同時に在籍。近年は故郷の都城市で介護士として働いていた。

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