「マイナビオールスターゲーム２０２３・第１戦、全セ－全パ」（１９日、バンテリンドーム）

　俳優の木戸大聖（２６）が、ファーストピッチに登場。力強い投球と爽やかな笑顔で真夏の祭典を彩った。

　ワインドアップのダイナミックなフォームから、捕手役を務めた全セの大城に向けて全力投球。「引っかかりました」とワンバウンドになり、悔しそうに天を仰いだがスタンドからは大きな拍手が送られた。緊張感から解放された登板後は、笑顔で感謝を口にした。

　「夢のようです。考えられないくらい緊張しました。足が震えて…急に自信があの瞬間なくなりました。プロのマウンドは硬くてビックリしましたが、本当に楽しかったです」

　Ｎｅｔｆｌｉｘオリジナルシリーズ「Ｆｉｒｓｔ　Ｌｏｖｅ　初恋」に出演。佐藤健演じる主人公の若き頃を演じ、一躍有名になった。球宴の冠スポンサーを務める「マイナビ」の新ＣＭに出演中で、この日の“登板”が実現した。

　幼少期は野球少年だった。福岡出身。「小学生の頃は毎年夏に、当時のヤフードームに見に行くのが、家族の行事でした。斉藤和巳さんが大好きで、下敷きとか買って学校に持って行ったりしていました」と懐かしむ。その上で「僕が当時、見ていた選手は監督や、コーチになられているんですが、その中でも現役でやられている和田選手。本当にすごいですし、まだまだ頑張ってほしいです」とエールを送る。

　最後までワンバウンド投球を悔やみ、「いつか必ずリベンジしたいです」と前を向ういた。さらなる飛躍が期待される若手のホープ。大舞台の経験を糧に、俳優業を邁進していく。