滋賀学園が夏の甲子園初勝利 陸上日本新記録保持の“スーパー高校生”が同級生応援「一戦でも多く勝って」

 初戦を突破したナインに声援を送る滋賀学園の応援スタンド
 優勝した落合晃(中央)=6月30日
 優勝し座り込む落合晃=6月30日
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 「全国高校野球選手権・1回戦、滋賀学園10-6有田工」(7日、甲子園球場)

 15年ぶりに出場した滋賀学園が夏の甲子園初勝利。心強い“援軍”が後押しした。

 緑のメガホンを揺らしスタンドでエールを送ったのは、落合晃(こう)さん(3年)。7月31日に全国高校総体(インターハイ)の男子800メートルで、日本新となる1分44秒80をマークして連覇を果たした“スーパー高校生”だ。

 野球部には同じクラスの部員が多く「初めて甲子園に来たんですけど、楽しいですし、野球部が頑張っている姿を応援できるのはうれしい」と笑顔。「一戦でも多く勝って優勝を目指して頑張ってほしいです」とエールを送った。

 落合さんは目標としていたパリ五輪は残念ながら逃したものの、来年9月に東京で開催される世界選手権を狙う。「野球部が甲子園に出てくれて刺激になりますし、自分ももっと頑張らないとと思います」と大舞台で戦う仲間の姿を見つめ力を込めた。

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