ソフトバンク1位指名に顔を覆って涙を流す 神戸弘陵・村上「まさか自分の名前が出るとは」

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)

 ソフトバンクからドラフト1位指名を受けた神戸弘陵高・村上泰斗投手(17)は、名前を呼ばれた瞬間、笑顔を浮かべたあと顔を覆ってうれし涙を流した。「不安な気持ちが大きかったけど、指名していただいてホッとしています。(1位で)まさか自分の名前が出るとは思わなかった。びっくりしています」と喜びのコメント。春夏の甲子園大会の出場経験こそないものの、最速153キロのストレートが最大の武器でカットボール、パワーカーブを駆使する本格派だ。

 高校入学前は捕手だったが、岡本博公監督が強い腕の振りと身体能力の高さを見込んで投手に転向させた。対外試合解禁後の今年3月の報徳学園との練習試合では、阪神から2位指名を受けた今朝丸と投げ合ったが4回で途中降板。プロをあきらめかけた時期もあったという。そこから、岡本監督とドラフトで3位以上で指名されることを目標に設定し、ピッチングをあらゆる面から見直した。コントロールなども格段に良くなり、「向上心があり研究熱心。でも、ここまでレベルアップするとは」と同監督が驚くほど短期間で長足の進歩をとげた。

 理想は小学生の時に見たという藤川球児・阪神監督の火の玉ストレート。「地をはうようなホップするボールで奪三振王になりたい」と力を込める。まだ、本格的に投手に専念して3年にもなっていないだけに、大きな伸びしろを秘めるスケールの持ち主だ。「ファンあってのプロ野球だと思うので、ファンに愛される選手になりたい」とさわやかな笑顔で話した。

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