侍4番・森下 米国戦“ショー対決”より「まずは勝つこと」マット・ショーと個人タイトル争いも
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」を戦う日本代表が20日、21日の2次リーグ初戦・米国戦へ向け、東京ドームで練習を行った。森下翔太外野手(24)は米国のマット・ショー内野手(23)と打率などを争うが、個人成績よりもチームの勝利を優先することを誓った。
森下は「ショー対決」よりもチームの勝利に徹する。米国のショーは打率・579、森下が打率・571とトップを争う二人。ショーはドラフト1位でカブスに入団し、背番号1、右投げ右打ちと森下と共通点が多い。さらに名前も「ショー」と「ショウタ」でそっくりだ。ショーは安打、打点でも現在トップ。タイトル争いもあるが、森下は冷静に話した。
「試合に勝てれば成績もついてくると思うので、まずは勝つこと。個人成績はもう次のその次ぐらいでもいいと思う」
ここまで公式戦全試合で4番を担ってきた森下にとっては、チームの勝利が最優先。一方、この日21スイング中8本の柵越えを放った好調なショーは「同じフィールドで競い合うのが楽しみ」と対戦を心待ちにした。
米国の先発は44歳、196センチの長身左腕ヒルが予想される。カーブが特徴の投手に「真っすぐが打てないと、そのカーブが生きてきちゃう」と戦略を立て、20歳差対決を制する意気込みだ。
打撃練習では27スイング中4本の柵越えを放ち「バランスがすごくよかった」と上々。「アメリカ戦に勝って勢いをつけて、歓声も力に変えて世界一になりたい」。東京ドームでも勝負強い打撃で頂点をつかみに行く。