巨人の戸郷翔征投手（２４）が２６日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸１億８０００万円から１億２０００万増の３億円で更改。「３年連続２桁勝利もしましたし、僕の中ではすごく節目の年だった。満足しています」と笑みを浮かべた。

　高卒７年目での３億円到達は松井秀喜、岡本和真の８年目を上回る球団最速。球界でも松坂大輔らに並ぶスピード到達となった。（

　エースとして初の開幕投手を務めた１年は、２６試合に登板して１２勝８敗、防御率１・９５の好成績で４年ぶりのリーグ優勝に貢献。「開幕投手に始まり、中４日だったり５日だったりとか、登板間隔の差だったり、連続して成績を出してくれたところを、すごく評価をしていただきました」とうなづいた。

　一方でＣＣファイナルＳでＤｅＮＡに敗退。日本シリーズに進出できなかったことで「すごく悔しい負け方をした。来シーズンは必ず勝ち切らないといけないと思いますし、日本一に全員で…日本一だけを目指してやっていければ」と前を向いた。その上でエースとして「その中で僕個人の成績として最多勝、沢村賞っていうのも目標に。目標というか取りに来シーズンを必死に、また１球１球、腕を振っていけたらなと思います」と前を向いた。（金額は推定）