楽天・則本が現状維持3億円で更改 退団の田中将について「聞いたときは正直びっくり」
楽天・則本昂大投手が27日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の3億円でサインした。右腕は来季、18年オフに結んだ7年契約の最終年を迎える。(金額は推定)
衝撃的な出来事があった。24日に田中将が、退団の意向を表明した。翌25日に球団納会の席で本人から報告を受けた則本。「僕も聞いたときは正直びっくりした。全く聞いてなかったので」と驚いたという。ただ、「田中さんの野球人生。選択したことは応援したいというか、まだ野球を辞めるわけではないので、どこかしらの球場でお会いできると思うのでそこは楽しみにしたい」と語った。
今季は抑えに転向1年目でいきなりセーブ王のタイトルに輝いた右腕。「僕個人として後ろで投げたいなって思いはある」と継続して抑えを務める方向。「確約されたポジションではないと思っている。特に(鈴木)翔天と藤平には負けたくないので、争って抑えをつかみとりたい」と力を込めた。
長くエースとしてチームを支えてきた則本は、今季から抑えに転向。54試合の登板で3勝4敗32セーブ、防御率3・46。セーブ王のタイトルを獲得した。