オリックス・田嶋 “菅野フォーム”披露 鴻江氏主宰の合同自主トレきっかけ「新しい発見しかなかった」

 大胆にフォームを変更する田嶋
 腕から始動するフォームでピッチングをする菅野=20年3月
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 オリックス・田嶋大樹投手(28)が21日、今シーズンへ大胆な改良を加えた新フォームに手応えを示した。この日、大阪市内の球団施設でブルペン投球。オリオールズ・菅野が巨人時代に14勝を挙げた20年ごろに取り入れていた、両腕から始動する投球に酷似した投法を披露した。

 劇的に変わっていた。田嶋が半円を描くように胸の前のグラブと左手を左肩付近へ引いてから右足を上げてボールを投げ込む。「菅野さんみたいな感じに。今は大げさにやっている(段階)」。ブルペンで直球を中心に30球。今後は微調整などして感触を探りながらフォームを固めていく。

 きっかけは、ソフトボール金メダリストの上野由岐子や多くのプロ野球選手が支持する鴻江寿治氏主宰の合同自主トレへの参加だった。「鴻江先生が体の動きに詳しいと聞いていたので行ってみたいという話を、知人を通じて」。4日間にわたって体の使い方を学んだ。

 以前はフォームの悩みを口にしたことも。「(合同トレは)新しい発見しかなかった」。迷いは吹っ切れた。左腕の表情に迷いは感じられない。

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