巨人・吉川尚輝内野手（２９）が２１日、川崎市内のジャイアンツ球場で自主トレを公開。ノックやマシン打撃などで汗を流し、今季の日本一への強い思いを語った。

　昨季は自身初の全試合出場で打率・２８７、５本塁打、４６打点。昨季途中からは３番打者を担い、ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得して飛躍の年となった。だが、チームはリーグ優勝もＣＳファイナルＳで敗退。それだけに吉川も「リーグ連覇して日本一。そこに尽きる」と強い決意を示した。

　自身を支える存在も力になる。昨年１２月にはシンガー・ソングライターの足立佳奈さんとの結婚を発表。新たな家族を得て臨む１年に「より野球に集中してやっていきたい」と気を引き締めた。

　昨季終盤に痛めた左肋骨（ろっこつ）も「体自体は大丈夫」と順調に回復。今年の漢字に「輝」を選び「日本一になって輝けるようにという思い」と意気込んだ。今季は２番起用が予想されるが「どの打順でも任されたところでやっていきたい」と吉川。攻守のキーマンとしてチームをけん引する。