ヤクルト 開幕投手決定の奥川「自分だと思ってなかった。ビックリした」自嘲気味に「開幕投手になるピッチャーではない」
ヤクルト・高津臣吾監督(56)が14日、SNSで今季の開幕投手を奥川恭伸投手(23)が務めることを発表した。
右腕は8日・広島戦(マツダ)で5回を4安打無失点と好投。翌日の9日、試合前にマツダスタジアムの監督室で指揮官から通達された背番号18は「自分だと思ってなかった。ビックリした」と心境を明かした。
28日の開幕戦(東京ド)は巨人のエース、戸郷との投げ合いになり「勝てるように」と意気込む。「(実績含めて)開幕投手になるピッチャーではない」と自嘲気味に語りつつ「個人、チームとしていいスタートが切れるように」と語った。
奥川は今年の1軍浦添キャンプ中に一時離脱した。下半身のコンディション不良のため予定していた2月18日の練習試合・ロッテ戦(浦添)の先発を急きょ回避。ただ故障は軽症で回復し、その後は順調に仕上げた。当初は吉村、高橋の左右のエース候補が開幕投手の有力な候補だったが、奥川が逆転での滑り込みで決めた。
右腕は昨季は3年ぶりに白星をマークしたものの腰の痛みで再び離脱した。完全復活に懸ける今季、開幕投手の栄光をきっかけに大飛躍の1年にする。