プロ野球 カジノ利用者は1人増の8球団16人に 2月の発表時から自己申告者が増える 中村事務局長「3月20日の締め切り時点で」と説明
日本プロフェッショナル野球組織は24日、プロ野球で違法なオンラインカジノ利用者が確認された問題について、常習性の低い単純賭博だった利用選手、3月20日までに自主申告した7球団15人の選手と、2月に発覚したオリックス・山岡を加えた8球団16人に対して、総額1020万円の制裁金を科すと発表した。
同日、都内でNPBの中村勝彦事務局長とセ・パ各リーグで理事長を務める広島の鈴木清明球団本部長と、楽天の井上智治取締役が会見した。
2月にオリックス・山岡の利用が発覚。これを受け、NPBが12球団に要請した2月の調査で新たに7球団で計14人が利用を申告したと発表。今回の会見はそこから1人増え、3月20日までに7球団15人が自主申告したと発表された。
これについて中村事務局長は「時期は3月20日の締め切りですので、その時点でということになります」と説明した。
総額1020万円の制裁金の内訳については、立場や年俸に基づく目安を協議した上で、各所属球団が賭けの回数、期間、頻度、掛け金額(総額・1回当たりの金額)、直近の賭けの時期などの調査結果をもとに制裁金の適切な金額を決定するとした。中村事務局長は「10万から300万の間で」と明らかにした。