中日・井上監督 涙の1勝「選手の頑張っている姿がうれしかった」
「DeNA0-1中日」(29日、横浜スタジアム)
中日・井上監督の涙腺が緩んだ。「選手の頑張っている姿がうれしかった」。両手を天に掲げ、新守護神の松山からウイニングボールを受け取った。泣いた。そして、笑った。
2桁10安打で奪った得点は1点だけ。4回の無死満塁も8回の無死二、三塁も得点に結びつかなかった。「嫌な雰囲気を投手陣が全て断ち切ってくれた」。投手と野手の相互扶助を確認できたのが何よりうれしかった。
松葉を7回まで引っ張って勝ったのは恩師の力も働いたか。2月1日のキャンプインを前に、指揮官は愛知県あま市の瑞円寺へ向かった。竜将の先輩でもある星野仙一さんの代名詞「夢」と刻まれている永代供養碑の前で静かに手を合わせた。
「お願いはおこがましいから、『勝てますように』はなし。『自分らしくあるために見守ってください』『迷った時は尻をたたいてください』と伝えました」
星野さんとの思い出を振り返り、竜の指揮官になった重みを受け止めた。
勝って高まった興奮は時間とともに収まっていく。「今日は初勝利の余韻に浸らせてもらって、また次のゲームに臨みます」。井上監督は2勝目に向かって歩き出した。
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