巨人・田中将大投手（３６）が３月３１日、移籍後初登板初先発する３日・中日戦（バンテリン）で実現が濃厚な同学年の大野雄大投手（３６）との投げ合いに闘志を燃やした。左腕との先発対決は初。「ファンの方々に楽しんでいただけるようなパフォーマンスを出せるように頑張りたい」と高揚感を募らせた。

　いよいよ幕を開ける新天地でのシーズン。その初戦で同じ１９８８年生まれの投手と対峙（たいじ）するとなれば、テンションも上がる。「この年になっても、そういう対戦ができることになれば、貴重な機会だと思う」。ベテランの域に達した中での対戦は感慨深い。「今もこうしてプレーすることができてるっていうのは、もう当たり前じゃないと思う」としみじみと語った。

　川崎市のジャイアンツ球場ではキャッチボールなどを行い、準備を整えた。日米通算２００勝まであと３勝に迫って迎える今季。「貴重な機会」という同学年との対戦を刺激に変え、復活イヤーの初戦を白星で飾る。