巨人・阿部監督 中山痛恨の空タッチに言及「ランナーが神の手とか言われると思う」中日野球の変化に「勉強になりました」
「中日3-2巨人」(1日、バンテリンドーム)
開幕3連勝中だった巨人が、今季初黒星を喫した。
決勝点は七回に奪われた。無死二塁から村松の送りバントは投手前に。井上が三塁へ送球してタイミング的にはアウトだった。だが、三塁手・中山のタッチは代走・上林にうまくかわされてセーフに。リクエストしたが判定は変わらず、結果的には痛恨の空タッチとなってしまった。
この後、無死一、三塁から木下に初球セーフティースクイズを決められた。
阿部監督は中山の空タッチに「あそこは難しいけどもね。確実にアウトにして欲しかった。ランナーが神の手だとか言われると思う」と振り返った。中山自身は感触があったようで「僕はタッチしましたし…。何て言えばいいのか分からないです」と、唇をかんだ。
指揮官は中日の戦いぶりにも言及。5回で1得点のマラーについては「いいピッチャーなのは確かだし、初見は打てないっていう。そう思って見てたんでいいんじゃないですか」と語った。中日は八回無死一、二塁で4番石川昂が送りバントを試みるなど、小技を駆使。井上監督のカラーも出ていた初対戦を終え、「4番にバントさせたり。勉強になりました」とニヤリと笑った。