「中日０－２巨人」（２日、バンテリンドーム）

　巨人が快勝。先発・山崎が八回無失点、九回は守護神マルティネスが古巣相手に得点を与えず、２セーブ目を挙げた。

　オープン戦では調子が上がらず、最後まで開幕ローテを確定させられなかった山崎。だが、この日は初回に先頭・岡林に右前打を許し、味方失策も絡んで無死一、二塁の危機を背負うが、続く細川を三塁への併殺打に打ち取るなど無失点に抑えると、その後は安定した投球を展開した。

　二回は板山、カリステ、村松をわずか４球で３者凡退に抑え、七回は先頭・板山のセーフティーバントによる投前内野安打で、この日２度目となる無死の走者を許すが、続くカリステを空振り三振。村松は三直で、一走・板山が戻れず併殺打と得点を許さなかった。

　打線は初回１死一、三塁から４番・岡本の左前打適時打で先制。六回には２死三塁からヘルナンデスが中越えの適時二塁打を放ち、貴重な追加点をたたき出した。

　２点リードの九回はマルティネスの登場に一部中日ファンからブーイングも。古巣との初対戦で先頭細川に四球を与えたが、後続を抑えて逃げ切った。