オリックス・宮城 8回3失点で今季初星 3試合連続1点差勝利 チームは4連勝で単独首位
「日本ハム3-4オリックス」(4日、エスコンフィールド)
オリックス・宮城大弥投手が粘って今季初勝利を手繰り寄せた。8回を投げて7安打3失点。七回まで完璧に抑えた開幕戦のような出来ではなかったが、今季好スタートを切った日本ハムを相手に、一度もリードを許さなかった。「先発として長いイニングを投げることを意識した。踏ん張れたと思う」と笑みをこぼした。
四回はレイエス、六回は吉田にソロ本塁打を浴びた。2点リードで迎えた八回は万波に適時二塁打を浴びて、再び1点差に迫られる。なおも続いた窮地で踏ん張りを見せた。1死二、三塁で吉田のゴロをつかむと、軽快なフィールディングで三塁走者の本塁生還を許さなかった。
打線は三回に太田、西川、杉本の3連続適時打で3得点。1点差に迫られた直後の七回には、頓宮が左翼席へ2号ソロを放ち「(六回に)点を取られてしまった後だったので、すぐ取り返すことができて良かったです」と話した。頼もしい援護を受け、左腕がリードを守り抜いた。ピンチでも救援陣に代えずマウンドを任せた首脳陣の期待にも、108球の熱投で応えてみせた。
岸田監督は「エースなのでしのいでくれると思った。宮城に勝ちがついて良かった」とエースをねぎらい、4連勝で、3試合連続での1点差勝利を「相手のミスにつけ込み、しんどい試合を取れている」と振り返った。同率首位だった日本ハムを下し、これで単独首位。チーム一丸の戦いで白星を積み重ねていく。