東大・渡辺向輝が元ロッテの父・俊介監督率いるかずさマジックと親子対決 オープン戦で5回自責0「見てろよという意気込みでした」

 父が率いる日本製鉄かずさマジックとのオープン戦で力投する東大・渡辺
長男・向輝が所属する東大とのオープン戦に臨んだ日本製鉄かずさマジック・渡辺監督
 長男・向輝が所属する東大とのオープン戦に臨む日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(右)
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 「オープン戦、日本製鉄かずさマジック14-0東大」(5日、君津球場)

 東京六大学野球リーグの開幕を1週間後に控え、東大の渡辺向輝投手(4年・海城)が、元ロッテの父・俊介氏が率いる日本製鉄かずさマジックとのオープン戦に登板し、5回6安打3失点、自責0と力投した。

 「普段は父親が教える側で、自分が教えられる側という構図なので、きょうは『見てろよ』という意気込みでした。レベルの高い相手とできて貴重。意外と差し込めたことが収穫です」

 父とそっくりの下手投げで社会人選手相手にも奮闘。毎回走者を背負いながらも、要所を締めた。四回にはこの日唯一の連打で1死二、三塁のピンチを招いたが、「打球が上がらないように低めを意識しました」とシンカーで二ゴロに。最後は直球で力強く押して中飛に打ち取った。ただ、五回に味方失策が絡み3失点。「エラーが出ちゃった後に、自分がどうにかしてあげないと東大が勝つのは難しい」とリーグ戦へ向けて修正を誓った。

 俊介氏は「地方大会の対戦相手でアンダースローの投手がいるので、その対策」としつつ「父親としてはうれしい。ピンチでも長打にならないコースに丁寧に投げていて、成長したなと」と目を細めた。

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