巨人・阿部監督「完全な負けだったけどよく追いついた」 延長12回死闘ドロー 岡本3安打2打点!吉川も3安打

 11回、死球を受けたヘルナンデスの代走に増田大(左)を送る阿部監督(撮影・伊藤笙子)
 6回、適時二塁打を放つ岡本
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 「DeNA3-3巨人」(8日、横浜スタジアム)

 連敗ストップとはならなかったが、巨人は何とか引き分けに持ち込んだ。2点を追う八回2死から吉川が二塁内野安打。岡本が右中間フェンス直撃の適時二塁打でまず1点。ヘルナンデスが四球を選び、甲斐が同点右前打を放った。

 阿部慎之助監督は「ピッチャー陣はみんな頑張ってくれた。野手陣も完全な負けだったけど、よく追いついた。収穫はたくさんあったんじゃないかな」と振り返った。

 4番・岡本は初回に開幕から10試合連続安打となる中前打を放つなど猛打賞2打点。3番・吉川も猛打賞。しかし、主軸が6安打しながら3得点止まり。2人の3安打は1番打者から始まった一、六、八回。1番・若林が6打数無安打。2番・キャベッジも6打数無安打4三振。上位2人が好機を作れず、下位打線もつなげなかったことが響いた。

 阿部監督は「2人で頑張ってくれて。まあ他の人も必死に打ちにいっているんだろうけど」と話しつつ「7番を打っている人はちょっとね、状況判断してほしいね」と苦言を呈した。

 7番の中山は七回無死二塁で見逃し三振。「追い込まれても普通に見逃し三振して帰ってくる。そこは考えるところ。自己犠牲だ何だって俺はしつこく言っているんだし。これから勉強じゃないですかね」と厳しかった。

 ただ負けなかったことはプラス材料。「前向きに考えて、あしたまた勝てるようにみんなで頑張ります」と締めくくった。

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