ソフトバンク・東浜が国内FA権行使へ 巨大戦力事情に登板機会減、鷹一筋13年右腕の決断
ソフトバンクの東浜巨投手(35)が国内フリーエージェント(FA)権を行使することが6日、分かった。今季で2023年からの3年契約が満了。国内FA権は23年に取得済みで、近日中に必要書類を球団に提出するとみられる。
東浜は沖縄尚学高3年だった08年の選抜大会でエースとして全国制覇。亜大では東都大学リーグ歴代1位の420奪三振、同4位タイの35勝を記録し、3球団競合の末にドラフト1位で13年にソフトバンクに入団。1年目から先発として頭角を現し、17年には16勝で最多勝に輝いた。
ただ、巨大戦力を擁するチーム事情もあり、近年は登板機会が減少。13年目の今季は7試合の登板で4勝2敗、防御率2・51だった。野球に真剣に向き合う姿勢は若手のいい見本となっていたが、生え抜き右腕は熟慮の末に登板機会を求める意思を固めたようだ。
今季の推定年俸は1億5000万円で、補償が必要なBランクとみられる。通算成績は180試合に登板し76勝46敗、防御率3・30。球団は宣言残留を認めているが、東浜が大きな決断を下す可能性は高そうだ。





