【野球殿堂入り】栗山英樹氏が大谷翔平に激怒「大バカヤローを超えている。裸で家を」 考え悩んだ日本ハム監督時代
野球殿堂博物館の表彰委員会は15日、今年の野球殿堂入りを発表し、指導者としての実績も加味する競技者表彰のエキスパート表彰として、2023年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一を達成した野球日本代表・侍ジャパン前監督で、元日本ハム監督の栗山英樹氏(64)を選出した。候補入りから4年目での殿堂入り。日本ハム時代の教え子であるドジャース・大谷翔平投手(31)からは祝福のコメントが届いた。大谷を育てる上での覚悟の一端が現れた瞬間があった。
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サインをする時に「夢は正夢」と記す。夢は叶えるために見るものという独創的な信念を持っているからだ。日本ハム監督時代、大谷翔平について「野球漫画でもできないことができるのは大谷翔平だろ」と何度となく言われた。
いつも柔和な表情をみせる監督が、大谷と接する時は「心配性」の顔が垣間見えた。
常に温かく成長を見守っていた中で、珍しくキレたように思えた試合があった。15年7月28日のオリックス戦(ほっともっと)。代打で敬遠四球となった大谷は代走を告げられると、一塁へ向かわずにそのままベンチへ。しばらくして審判に促されベースを踏みにいったが、基本中の基本を忘れたことに試合後、「大バカヤローを超えている。裸で家を出るようなもん」と怒っていたのを記憶している。
才能がピカイチだからこそ大谷について「天井はない。しっかり(メジャーへ)いけるようにしてあげること。それは俺との約束だから」。投打でメジャーで通用する選手に育てるため、24時間大谷のことを考え、悩んでいた。成長のために、時には厳しさも必要。監督の覚悟に触れた瞬間だった。
2017年、エンゼルス入りが決まった際、「翔平は天使みたいだからエンジェルでいいじゃん」とうれしそうに言っていた表情は忘れられない。大谷をメジャーへ送り出す責任を果たし、入団から一番の肩の荷が下りた瞬間だったのではないかと思う。(デイリースポーツ・水足丈夫)




