日本ハム・細野晴希がノーヒットノーラン 快挙目前で清宮幸が失策「これも試練か」も「欲張らず」偉業達成 本拠地開幕戦で史上91人目の快挙 今季チーム初勝利もたらす
「日本ハム9-0ロッテ」(31日、エスコンフィールド)
本拠地開幕戦で先発した日本ハムの細野晴希投手(24)が史上91人目、通算103度目となる無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。球団としては22年8月27日のポンセ以来3年7カ月ぶりの史上7人目快挙となった。今季チーム初勝利に導いた。
23年ドラ1左腕が今季の飛躍を予感させる快投だった。150キロの直球と切れ味鋭いスライダー、スプリットを武器に三振の山を築いた。初回いきなり1番高部に四球を与えたが、続く藤原を併殺に打ち取ると、この回3人で終えて流れに乗った。二、三回を三者凡退。四回には1つ死球を与えたが、五、六、七、八回とテンポ良く三者凡退に打ち取った。
九回は代打・岡に投手強襲の打球を打たれたがグラブをかすめた打球は二塁手のもとへ。1死を奪うと、続く代打・宮崎竜を遊ゴロに。続く代打・山口の打球は一塁手の清宮幸が捕球し損ねて、球場が騒然となったが、エラーの判定。最後は藤原を見逃し三振に切って取り、笑顔がこぼれた。
9回128球12奪三振の快投だった。
試合後は「ちょっとずつ凄いことをした実感が沸いてきてます。(ノーヒットノーランは)おまけみたいなものなんですけど、ちゃんとゼロで抑えられたのは自信になりました。出来過ぎなので、今後も欲張らずにやりたい」とはにかみ、「四回にノーヒットだなと思って、五、六は忘れてて、七、八、九回は意識しました。たぶんみんな言わないようにしてくれてました」と率直に明かした。目前で清宮幸が失策。なんとか安打は回避したが、仕切り直しで藤原を迎えることに。「これも試練かとか思いながら、こうやって記録惜しかったで終わるのかなと思いながら投げていたんですけど。欲張らずにやってました」と振り返り、清宮幸からは「『本当にごめんありがとう』って言われたんですけど」と明かし「ホームラン2本打っていただいたんで、なんとも思ってないです」と慮った。
試合終了の時に感情が表に出なかったことを問われると「9回試合終了する時に投げたことなくて、ベンチに戻ろうとしてました。そしたらみんなきたんで、あ、そうか、ここでやるんかと思って」と笑い、「次もノーヒットノーランというのは難しいので、最低限1つでもゼロを並べられる投球ができれば。きょうの九回の声援、本当に力になりました。これからも応援よろしくお願いします」と、さらなる飛躍を誓った。
