巨人・松本 V打で初ヒロイン「やっとジャイアンツの一員になれたかな」 阿部監督「粘り勝った」阪神に価値ある1勝
「阪神3-4巨人」(14日、甲子園球場)
今年は競り勝つ。巨人・阿部慎之助監督はナインらをたたえながら、大きくうなずいた。「こういう緊迫した試合が去年から続いているので、本当に紙一重のところを持ってこられるか。そこだけの勝負だと思います」。言葉ににじむ執念を体現した。
2点のリードを則本昂大投手が懸命に守るも、七回に逆転された。だが直後、大城卓三捕手の放った2号ソロが沈みかけた流れを引き戻す。ベンチの空気が一変した。九回には松本剛外野手が決勝打を放ち、初のヒーローインタビューに「やっとジャイアンツの一員になれたかな」と笑った。
新戦力が加わり、競争は熾烈(しれつ)さを増した。昨季は阪神相手に8勝17敗。1点差での惜敗が8度と、あと一歩を取りきれなかった現実があった。だからこそ、この1勝を巻き返しの合図としたい。指揮官は「粘り勝った」と言い、大城の同点弾には「流れは完全に向こうに行ったけど、あの本塁打でまた自分たちに流れを持ってこられた」と表情を緩めた。
一気にボルテージが上がった状態の敵地で追いつき、追い越した価値ある1勝。昨季こぼし続けた白星を、今季は手放さない。
