巨人・則本 12球団勝利達成!126球熱投も笑顔なし「この地で勝てたことが感慨深い」5連勝2位浮上

 「楽天2-8巨人」(9日、楽天モバイル最強パーク宮城)

 巨人・則本昂大投手が無邪気な笑みを浮かべることはなかった。6回1/3を7安打2失点、126球の熱投でNPB24人目の12球団勝利も悔いが募る。胸を締め付けるのは、志願して立った七回を締めくくれないもどかしさだ。

 「13年間やってきた仙台なので、特別な思いはありました。1イニングでも1アウトでも1球でも多く、このマウンドで投げたいと思った。次投げるのがいつになるかも分からないし、もう投げられないかもしれない」

 序盤、力みからなのか。変化球が乱れた。それでもここから大崩れしないのがベテランとしての経験値だ。いい思いも苦しい思いもしたマウンドで立て直した。六回が終わり、首脳陣に自ら告げた「行けます」の言葉。だが、七回には1死から3連打で2失点を喫し、無念の降板となった。

 味方の大量援護、中継ぎ陣の好救援に助けられた2勝目に感謝の思いは尽きない。ヒーローインタビューでは「この地で勝てたことが感慨深いというか、幸せだな」とかみしめ、「やっぱり仙台は好きなので楽しく投げられました」。楽天ファンもタオルを掲げ、記憶に残る1勝を手にした。

 仙台で12球団勝利を刻んだ夜。ヤクルトが敗れ、2位に浮上。首位・阪神を0・5差で追う場所までたどり着いた。「(投手会は)バカみたいに笑って、バカみたいに食って。そのパワーのおかげで151キロ出ました」。確かな一体感がさらなる結束力を生む。則本は阪神追撃のバトンをつないだ。

 ◆則本が全球団勝利! 巨人・則本が楽天戦で白星を挙げてNPB史上24人目となる全球団勝利を達成。今季2人目で、ソフトバンク・上沢が4月11日・日本ハム戦での白星で達成している。

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