巨人・則本が12球団勝利達成 積み重ねた13年、降り注いだ温かい拍手「ずっと後押ししてくれたのはファンの皆さん」

 「楽天2-8巨人」(9日、楽天モバイル最強パーク)

 巨人先発の則本昂大投手がNPB24人目の12球団勝利を果たした。6回1/3を7安打2失点、126球の熱投でチームを6月無傷の5連勝(2分挟む)に導いた。

  ◇  ◇

 25年11月22日から199日。仙台のファンとの“再会”はファン感謝祭以来だった。則本は名前を呼ばれるたびに手を上げ、じかに残留を望む声に喜びもあった。当時の去就は未定。「できればこれからも応援してくれたらうれしい」と願った。

 あれから、6カ月半。戦うユニホームの色は変わったが、不思議な縁に導かれるかのように再び仙台の舞台に立った。特別な思いはもちろんある。「13年間投げてきた。自分を成長させてくれた場所。ずっと後押ししてくれたのはファンの皆さんなので」。1球でも多く仙台で投げたいという思いは力になった。

 悩んだ末に下した決断は仙台を離れる選択だ。かつて話していた。「自分が後悔しないように。最後は自分が決めて方向性や道を作っていきたい」。退路を断った35歳の挑戦。降板時、敵地に温かい拍手が降り注いだ。13年間で積み重ねた日々は、ユニホームの色が変わっても消えることはない。(デイリスポーツ巨人担当・松井美里)

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