3者連続被弾3度の元日本ハム右腕 4者連続被弾のオリックス佐藤一を激励「こっからやぞ。思いっきりジャンプしなさいよ」 ラジオで熱弁

岩本勉氏
2日の日本ハム戦の1回、4者連続本塁打を浴び、崩れ落ちる佐藤(撮影・中島達哉)
2日の日本ハム戦の1回、4者連続本塁打を浴び、ぼうぜんとする佐藤(撮影・中島達哉)
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 元日本ハム投手で野球評論家の岩本勉氏が5日放送のHBCラジオ「ガンちゃんの『世界一面白いプロ野球の番組』」に出演。2日の日本ハム戦(エスコン)で今季初先発し、NPB初の初回先頭からの4者連続被弾を食らい、1死も取れず16球でKOされオリックス・佐藤一磨投手について語った。

 試合当日はCS放送の生中継で解説を務めていた岩本氏。ラジオでは攻撃側の日本ハム打撃陣について振り返った後、打たれた佐藤一にも言及した。「僕は彼の心の痛み、嫌っちゅうほど分かんねん。いろんな経験したよ。3者連続本塁打を3回食らってる男やから。抑えで出ていってサヨナラ本塁打も経験してます。ずうっと完投ペースでいってて、九回にサヨナラ本塁打を打たれたこともあります。苦い思いをいっぱいしてんねん」と自身が味わった思い出を振り返った。その上で「でもな、ここから野球選手として、そのポジションのプレーヤーとして、どうやって自分を鼓舞して、それを乗り越える自分を作り上げるかがポイント。そのまま挫折ととらえて辞めていく選手はごまんといます。ちょっと偉そうに言わせてもらうけど、それを糧にもう一度燃え直して野球選手として周りに認められる選手になってください」と訴えかけた。

 「俺はもう、現役退いて30年以上たつから言うけど、俺は野球選手としての挫折を乗り越えたと思ってる。人生はまだまだこれからも成功と挫折は山ほど目の前に積み上げられていく。人生論で言うと、ほんの一部の野球選手の期間で、結果が良くも悪くも派手に反映される種目。自分で選んで飛び込んで来たんでしょ。乗り越えていかんかい、ていう話よ」と繰り返した。

 自身の野球人生を振り返りながら「俺は良くも悪くも野球選手時代の自分のヒストリーは語れる。その前にはどんな思いをして、どんな取り組み方をしたんですよ、こんな思いをして、次こんな取り組み方をしたんですよと」と岩本氏。「ほんなら周りの評価が変わり、久しぶりに会った人が『ガンちゃん、いい野球選手になったね』『いいピッチャーになったね』って言ってくれる。ご褒美の言葉もいただけるんだから。佐藤一磨には、こっからやぞ、と。人は目いっぱいジャンプする前に一度かがむだろう。かがんだ状態が今のあなたです。思いっきりジャンプしなさいよ。だって左投手で190センチ超の投手ってどこにいる?今度それをどうやって生かすのかっていう研究に入ってください」と切々と説いた。

 続けて、番組の主なリスナーでもある日本ハムファンにも要望。「皆さんファイターズファンって野球ファンやんか。今聴いてくださってる方って。いろんな相手と対戦する中で、あの選手こうやって乗り越えてきたか、というのも感じてほしい。これも野球の面白み」。ライバル球団の投手が今回の挫折をどのように乗り越えて成長するを、今後も温かく見届けるよう求めた。

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