DeNA・深沢 無四球でプロ初完封「真っすぐの球威が前より上がった」手術で育成経験の苦労人、持ち味制球力さえた
「DeNA8-0ヤクルト」(18日、横浜スタジアム)
初めてのお立ち台から見る光景に、DeNA・深沢はしばし酔いしれた。持ち味の制球力を駆使し、無四球でプロ初完封。2024年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、育成を経て今季から支配下に復帰したサイド右腕。「ハマスタで活躍することを目標にやってきたのでうれしい」と瞳を輝かせた。
力の宿った直球と、スライダー、カーブ、スプリットと多彩な変化球で緩急を巧みに駆使し、スコアボードに「0」を並べた。
「真っすぐの球威が前より上がった。いろんな球種でバッターのタイミングを外せた」
最大の魅力は抜群の制球力だ。専大松戸高時代に身につけた自身の生命線。この季節は母校の後輩たちの奮闘も気に掛け、「負けないようにと思って投げた」と腕を振った。
その強みに加え、この3カ月で球速がアップ。4月にプロ初登板後、球威への課題を痛感したことでウエートトレーニングに地道に励んだ成果だった。石田裕が負傷離脱するなど先発陣は苦境を強いられているが、たくましい進化を見せる22歳が光明となる。
