春王者を撃破した大阪立命館「こんなことってあるんやな」楠本監督が第一声で明かす「僕は何もしていない。選手の力」苦しい環境乗り越え大きな1勝

 「高校野球大阪大会・4回戦、大阪立命館3-2大阪桐蔭」(19日、くら寿司スタジアム堺)

 大阪立命館が延長タイブレークの末にセンバツ王者の大阪桐蔭を撃破。楠本雄亮監督は「こんなことってあるんやなと思って」と第一声で明かし、「僕は何もしていない。選手の力」とナインを称えた。

 王者との試合前に「自分に集中しなさい。勝負だけど、相手がいるけど、自分たちがきちっとしないと相手には勝てないので」と選手たちに声をかけたことを明かした指揮官。初回に無安打で2点を先制すると、先発の背番号10・勝田海斗投手が高身長から繰り出すキレのあるストレートと曲がりの大きいカーブで大阪桐蔭打線をほんろう。七回途中まで2失点に抑え、相手にペースを渡さなかった。

 以降は継投に入り、延長十回1死満塁からからエース・表を投入。「エースの表が6月に左肘を痛めて全然投げれていなかった。でも練習をコツコツやる子。この子で負けたらチームとしても本望やろうと」と迷いはなかった。相手のスクイズが反則打球となったことも「表の運ですよね。やっぱり持っていたな」と語った。

 王者を撃破したことで「でも甲子園に行かないと意味が無いので」と前を向いた指揮官。学校に専用グラウンドはなく、サッカー部など他の部活と共用。サッカー用の人工芝が敷いてあり、打撃練習もできない状況だという。そんな厳しい環境を乗り越えての大きな勝利に「でも本当によくやってくれた」と目を細めていた。

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