初出場有明はサヨナラ負けで涙の8強敗退 エース斉藤が魂の熱投もタイブレーク10回に力尽きる 最後はビデオ検証で決着 それでも地震被災の故郷熊本に勇気届けた快進撃 甲子園に温かい拍手降り注ぐ
「全国高校野球選手権・準々決勝、健大高崎1-0有明」(18日、甲子園球場)
春夏通じて初出場の有明が延長タイブレークの激闘の末にサヨナラ負けで8強敗退となった。初出場校では06年の鹿児島工以来となる20年ぶりの4強入り、04年千葉経大付以来22年ぶりの1大会4勝はならなかった。
3回戦のアップ中にダブルエースの1人、工がアクシデントで左手を骨折。この日も背番号1の斉藤がマウンドに上がり、熱投をみせた。8回まで健大高崎打線を5安打無失点に封じる快投。しかし、九回にヒットとエラーで1死一、二塁のピンチを招き、工が伝令でマウンドにいき、激励の言葉を掛けた。
その後、2死満塁となり、再び工がマウンドへ伝令。斉藤が力を振り絞り、内角への直球で見逃し三振を奪った。
しかし、タイブレークの十回1死二、三塁で2番石田雄に劇打を浴びた。本塁のセーフ判定に対してビデオ検証を求めたが、判定は変わらなかった。
有明は1回戦で立命館宇治を6-3で下し、聖地初勝利をあげると、2回戦は長崎日大を3-2で撃破。3回戦は同じく初出場だった東日大昌平を4-1で下し、8強入りを果たした。3試合すべて逆転勝ちと勝負強さをみせていた。8月に地震に見舞われた故郷・熊本に勇気を与える快進撃。試合後、甲子園には温かい拍手が降り注いだ。
