ソフトバンク・栗原 救った同点満塁弾 前田悠の今季初黒星も消した 4点差大逆襲ドローでM26
「日本ハム5-5ソフトバンク」(20日、エスコンフィールド)
限りなく白星に近い引き分けだ。4時間34分の長丁場を終えたソフトバンク・小久保裕紀監督(54)は穏やかな表情を浮かべていた。6点差の大逆転負けした前日19日の悪夢を振り払う4点差を追いついてのドロー。指揮官は「完敗ゲームからの引き分けですからね」と語った。
開幕10連勝中の前田悠が三回につかまった。レイエスに先制2点打、野村にも適時打を浴び、一挙3失点。ビハインドのまま降板し、七回にはリードを4点に広げられた。開幕から無傷の連勝記録もここまでかと思われた八回、打線が福島に襲いかかった。
無死満塁。栗原が2ボールからの真っすぐを完璧に仕留めた。右翼席上段への同点33号満塁弾。「しっかり集中できた結果が一振りで仕留めることができた」。静まる敵地でダイヤモンドを一周すると、本塁打に加え、打点も90に到達し近藤を抜いてのリーグトップに躍り出た。
さらにこの一発は、前田悠の黒星も吹き飛ばした。栗原は「悠伍(前田)も頑張っていたので、まずは負けを消す本塁打となって良かった」と笑顔。小久保監督も「失投を逃さず一球で仕留めた。前田悠伍って何かありますよね」と栗原の一発をたたえ、前田悠の強運ぶりにも目を丸くした。
追いついた後はリリーフ陣が奮闘し、今カードも1勝1敗1分けのドローで終えた。引き分けでも優勝マジックは1減で26。着実にV3へ歩みを進める。
