中日・マラー 来日初完封&バックスクリーン弾 4打点の大暴れ 来季からDH制、最後の“投手本塁打”の可能性も「自分がなろうと思っていた」
「阪神0-6中日」(14日、甲子園球場)
甲子園に集まった4万2566人は球史に残るシーンの目撃者になったかもしれない。2点リードの五回1死一塁で、中日・マラーは阪神・伊藤将が真ん中に投げ込んだ140キロを豪快に振り抜く。バックスクリーンへ飛び込む2号2ランとなった。
「1打席目は低めの変化球で三振していたから、高めの球を待っていた。いい感覚だったよ」。来季からセ・リーグも指名打者制が導入される。助っ人は現状、制度移行前では最後の“本塁打を放った投手”。「自分がなろうと思っていたからね」と満面の笑みを浮かべた。九回は左翼フェンス直撃の2点二塁打を放ち、計4打点だ。
本業も抜かりない。最速151キロの直球と変化球を制球良く投げ分ける。4点リードの七回1死二、三塁で立石を三ゴロ。坂本は左飛に打ち取った。4安打無失点で来日初完封。竜の投手で本塁打を放っての完封勝利は、2005年7月29日の巨人戦(ナゴヤドーム)での川上憲伸以来、21年ぶりだ。「記念のボールは(7月に生まれた)息子にあげる」。98年以来となる甲子園での同一カード3連勝へ、これ以上ない勢いをもたらした。
